御殿場のパン屋「ベックファン」へ取材してきました!

御殿場市民なら知らない人はいないんじゃない?

赤い屋根が目印のパン屋さん。

ブランジェベックファン 
「BOULANGER BEC FIN」

実は私、先日ここに突撃取材に行ってきました! 

「でも、ぶっちゃけ他のパン屋さんと、何がそんなに違うの?」

ってことで、オーナーの芹澤隆博さんと、息子さんで新ブランドを手掛ける友哉さんを直撃。 

パン作りへの情熱と「チーム作り」への想いを熱く教えてくれました!

今回は、取材で見えてきたベックファンの「裏側」と「美味さの秘密」を、余すところなくおしゃべりしちゃいます!

目次

スタートは壮絶!?
1914年創業「松葉屋」からの歴史

ベックファンのルーツって、実は100年以上前。

1914年(大正3年)創業の「松葉屋」っていうお菓子屋さんなんだって。

知ってました?

「やらなきゃよかった」と後悔した日

1991年に今の「ベックファン」をオープンしたんだけど、ここからのエピソードが壮絶。

実家のお店を更地にして、ドカンと借金して建物を新築。

当時の金利って今じゃ考えられないくらい高くて、「死ぬ気で働くしかなかった」そうです。

オーナー曰く、 「最初は本当に『やらなきゃよかった』と後悔するぐらい。もうとにかく売らなきゃいけない、死に物狂いでやらないと潰れるみたいな。寝ずに働いて、なんとか借金返済……みたいな感じでしたね」

そこから毎月のように東京や神奈川の繁盛店に通って、頭を下げてパン作りを教わって…。

 今の活気あるお店があるのは、そんなオーナーのド根性と努力があったからこそなんですね。

いやー、ドラマ化できそう。

グランプリ受賞!
「カレーパン」が美味すぎる理由

そんなオーナーが34年間、プライドをかけて作り続けているのが「自家製カレーパン」です。

カレーパングランプリ2024
『富士山麓こだわりカレーパン』
東日本揚げカレーパン部門で最高金賞を受賞

これ目当てのお客さんが後を絶たない。

「博多明太フランス」との激しいデッドヒート

実はグランプリを取る前まで、お店の売上ツートップは「カレーパン」と「明太フランス」だったそう。

「ずっとツートップで(めんたいフランスが)2位だったんだけど、やっぱり賞を取ってからはカレーパンの個数が増えた」

受賞をきっかけに、カレーパンが頭一つ抜けた存在に。

まだ食べたことない人は、両方買って食べ比べてくださいね。

34年間ずっと「味を変えている」

「創業からずっと自家製」って聞くと、昔ながらの変わらない味って思いませんか?

違うんです。

オーナーに話を聞くと「分からない程度に味を変えている」とのこと。

「スパイスの配合を変えたり、肉の量も増やしたり…よそと比べられても『ここが一番美味しい』って言ってもらえるように」

時代に合わせて、お客さんが気づかないレベルで「今一番ウマイ味」にアップデート!

「あそこのカレーパン、いつ食べても美味しいな」って思うのは、実は味が進化してるからだったのか…と驚きです。

ひき肉×バラ肉のダブルパンチ!

味の決め手は、なんといってもお肉! 

地元の「御殿場ポーク」を使ってるんだけど、なんと「ひき肉」と「バラ肉」の両方を入れてるんです。

「ひき肉とバラ肉とダブルで入れてるところはやっぱり、そうね、食感だったり、味だったり、両方で(楽しめるから)」

これによって、肉肉しい食感と、カレーに溶け込んだ旨味の両方がドカンときます!

 一口かじれば、「あ、これ優勝だわ」って納得するはず。

まだの人は早く食べて感想を教えてください。

 新ブランド「ともパン」

最近、お店の中で異彩を放っているのが「ともパン」。 

東京の有名店で修行して帰ってきた息子の友哉さんが立ち上げた新ブランドなんです。

一度は「パン屋継ぐの反対!」って言われたものの、パンへの熱意で道を切り開いた友哉さん。

カッコいい。

父の味を守りつつ、新しい風を吹かせる

「やっぱり僕自身が父親がやってきたベックファンのパンが好きなんで、そこを変えずに、何だろう、プラスアルファで載せていくようなイメージというか」

事業承継って、息子が帰ってきて店をガラッと変えちゃう…なんて話もよくあるけど、ここは違う。

 親しみやすい父の味(ベックファン)はそのままに、「ザクザク食感」「新しい素材」を使ったパンを「ともパン」としてプラスしたんです。

つまり、1つのお店で「親父の味」と「息子の味」が両方楽しめるってこと。

こんなパン屋さん最強ですよね?

採算度外視(笑)
こだわりの「ともパン」

ともパンシリーズは採算度外視で販売しているみたいです。

これ、材料がガチすぎます。

ベルギー産のチョコを使って、発酵バターをこれでもかと使用。 

「原価が全然合わないんですよ。もう『原価考えたらやめれば?』ぐらい(笑)」

採算度外視で作ってる本気の一品です。

ごてんば散歩がオススメする食べ比べ方法

  • ベックファンのチョコワッサン: チョコたっぷりで親しみやすい!
  • ともパンのパンオショコラ: 素材にこだわり抜いたリッチな味わい!

この食べ比べ、贅沢すぎるでしょ。

あなたはどっち派?

ともパンの「ザクコロ」もヤバい

このパンは一度食べたらハマります!

ごてんぱ散歩の筆者も店頭にあれば毎回買ってしまいます。

友哉さんにとってもザクコロは自信作で。

「他のパン屋さんに講習をする機会とかセミナーする機会があったんですけど、その時にはよくやりますね。『美味しいやろ?』みたいな。ちょっと自慢みたいな感じで(笑)」

プロに教えるレベルの自信作。

見つけたら即買い決定です。

ベックファンは「いつでも焼きたて」

取材してて一番感動したのが、お店の「お客さんファースト」な姿勢。

パン屋さんって、夕方に行くと棚がスカスカ…

なんてことあるじゃないですか。

あれ悲しいですよね。 

ベックファンはそれを避けるために、「少量ずつの複数回焼き」を徹底してるんです。

「朝に出したパンが昼にあるのが嫌。夕方6時に来ても焼きたてのパンがある、選べるパンがあるっていうところは大事にしてるかな」

これ、お店側からしたら大変なんですよね。

一気に焼いたほうが楽だし。 

でも、スタッフ総出で走り回って、何度も何度もパンを焼いてる。

「地元の人が、わざわざ東京までパンを買いに行かなくていいようにしたい」

そんなオーナー親子の地元愛が、このお店のあったかい雰囲気を作ってるんだなぁと実感しました。

実はオーナーの推しは「コーンパン」

ちなみに、そんなオーナーが個人的に一番好きなパン、なんだと思います? 

クリームパンとか甘い系かと思いきや、実は「惣菜パン」派。

中でも推しは…

「地味にね、コーンパンとか、俺は大好き」

お店に行ったらぜひ探してみてください。

「これがオーナーの推しか…」って思いながら食べると、また違った味わいがあるかも。

実はここが一番スゴいかも?
「チーム戦」で焼くパン

最後に、すごくいい話を聞かせてくれました。

ベックファンは 大人数のスタッフで動く「チームプレー」を意識しているみたいです。

クオリティを守る「3つ目の目」

パン作りで一番難しいのって「発酵」の見極めらしいです。

こればっかりはマニュアル化できない。

「パン作りの中で『発酵』があるっていうのが、人が見なきゃいけない部分、マニュアル化できないところなので。そこをクオリティを全員で上げてくっていうのが一番難しいところ」

今はオーナーと友哉さんの「2つの目」でクオリティを管理してるけど、これからはベテランスタッフを育てて「3つめの目」を作っていきたいんだって。 

そうすれば、オーナーや友哉さんがいなくても、常に最高に美味しいパンが出せるようになるから。

スタッフが主役のブランドができるかも!?

さらに友哉さんの夢が熱いんです。

「僕よりリボン結びが上手い子もいるし、クリームパンならこの人みたいな。そういう個性が光りながら、自分だけじゃ届かないような仕事ができたら素敵だなと思っています」

だから、今後はスタッフ個人の強みを生かした新しいブランドを作れたら面白いなって考えてるそうです。 

「トモパン」だけじゃなくて、「〇〇さんのパン」みたいなのが並ぶ日が来るかもしれない。

「自分らしく働ける職場、パン屋さんになったら面白いかなと思います」

ただ美味しいパンを売るだけじゃなくて、働く人が輝ける場所を作ろうとしてる。

 これが、ベックファンがただのパン屋で終わらない理由なのかも。

「ベックファン」取材まとめ

いかがでしたか? 

御殿場の「ベックファン」は、ただ美味しいだけじゃなくて、34年の歴史と親子の情熱、そしてスタッフみんなの想いが詰まった場所でした。

  • 進化し続けるグランプリ受賞の「カレーパン」
  • 新ブランド「ともパン」
  • 「いつ来ても焼きたて」を実現するチームの力

ちなみに店名の「BEC FIN(ベックファン)」は、フランス語で「美食家」って意味らしいです。

「大体『ベックフィン』って(間違えられる)。『ベックファン』ってそのまま読むと、『ジェフ・ベックのファンなんですか?』とかって言われたり(笑)」

御殿場アウトレットの帰りとか、休日の朝食に。

 ぜひ一度行ってみてください。

焼きたての香りと、親子の物語を感じながら食べるパンは格別ですよ!

【店舗情報】

  • 店名: ブランジェ ベックファン
  • (BOULANGER BEC FIN)
  • 住所: 静岡県御殿場市川島田651
  • 電話番号: 0550-82-0405
  • 営業時間: 7:30~18:30(パンがなくなり次第終了)
  • 定休日: 水曜日
  • Webサイト: https://becfin.co.jp
  • アクセス: JR御殿場駅 富士山口より徒歩約10分
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