御殿場でハイキングを楽しんでいる皆さん、いつかは富士山の頂上に立ってみたいと思ったことはありませんか?
ただ、富士登山初心者にとって最大の悩みは「何を準備すればいいのかわからない」ということではないでしょうか。特に富士登山服装や装備となると、普段の御殿場でのハイキングとは全く別物です。高額な登山用品を一式揃えるのは正直ハードルが高く、年に一度登るかどうかの初心者には現実的ではありません。
そんな私たちの強い味方になってくれるのが「やまどうぐレンタル屋」というサービスです。今回は富士山を登るにはどんな準備が必要で、どうやって効率よく装備を揃えられるのか、御殿場在住の視点で詳しくお伝えしていきます。

御殿場のハイキングと富士登山の違いを知ろう
普段、御殿場周辺でハイキングを楽しんでいる方でも、富士登山となると話は別です。愛鷹連峰の越前岳や足柄峠周辺の山々とは、環境が根本的に異なります。
富士山の標高は3,776メートル。御殿場口の五合目でも標高約1,400メートルからスタートし、そこから2,300メートル以上も登らなければなりません。気温は標高が100メートル上がるごとに0.6度下がるため、山頂付近では真夏でも氷点下になることがあります。
私の知人で、普段から箱根の金時山や乙女峠のハイキングを楽しんでいる方がいます。体力には自信があったのですが、初めての富士登山で装備不足により途中で断念せざるを得なくなりました。特に問題だったのは靴と防寒着だったそうです。
「普通のスニーカーで行けると思っていたけれど、砂利道が続いて足が痛くて痛くて。それに夜中の登山では想像以上に寒くて、薄手のジャケット一枚では全然ダメでした」
この経験談からも分かるように、富士登山初心者が最初に直面するのは装備の問題なのです。

富士登山服装で失敗しないための基本原則
富士登山服装を考える上で最も重要なのは「レイヤリング」という考え方です。これは重ね着によって体温調節を行う方法で、富士山のような標高差の大きい山では必須のテクニックです。
ベースレイヤー(肌着)には汗を素早く外に逃がす機能性素材を選びます。綿のTシャツは汗が乾かずに体温を奪うため絶対に避けなければなりません。ミドルレイヤー(中間着)にはフリースや薄手のダウンジャケットなど保温性の高いものを、そしてアウターレイヤー(外側)には防風・防水性能を持つレインウェアを着用。
ところが、これらを一式揃えるとなると相当な出費になります。機能性の高いレインウェア上下で3万円から5万円、登山用のフリースで1万円から2万円、ベースレイヤーでも5千円から1万円程度かかります。
そこで活用したいのがレンタルサービスです。「やまどうぐレンタル屋」では、これらの富士登山服装を一式セットでレンタルできるため、初心者でも安心して挑戦できます。

富士山を登るには何が必要?装備チェックリスト
富士山を登るには、服装以外にも様々な装備が必要です。特に重要なのが以下のアイテムです。
まず登山靴。御殿場口ルートは特に砂礫の道が続くため、足首をしっかりと保護してくれるハイカットの登山靴が必須です。普通のスニーカーでは足を痛めるだけでなく、下山時の砂走りで砂が大量に入り込んでしまいます。
次にヘッドライト。富士登山では多くの場合、ご来光を見るために夜中から歩き始めます。真っ暗な登山道を安全に歩くため、両手が自由に使えるヘッドライトは欠かせません。予備の電池も忘れずに準備しましょう。
手袋も重要なアイテムです。標高が上がると気温が下がるだけでなく、岩場で手をついたり鎖を持ったりする場面もあります。防寒と保護の両方の意味で必要になります。
そして帽子。富士山は標高が高く紫外線が強烈です。日中の登山では熱中症予防のためのキャップ、夜間や早朝では防寒用のニット帽が必要になります。
これらすべてを購入すると10万円以上かかることも珍しくありません。年に一度の富士登山のためにこれだけの投資をするのは現実的ではありませんよね。

富士登山リュック選びで知っておきたいポイント
富士登山リュック選びも初心者には悩ましい問題です。容量、機能、フィット感など考慮すべき点が多くあります。
富士登山では通常、30リットルから40リットル程度のリュックが適しています。日帰り登山なら30リットル程度でも十分ですが、山小屋で一泊する場合は着替えや防寒着が増えるため、もう少し大きめが安心です。
重要なのは背負い心地です。長時間の登山では肩や腰への負担が大きくなるため、ウエストベルトやチェストベルトがしっかりしているもの、背面パッドが厚めのものを選ぶ必要があります。
また、富士山では天候が急変することがあるため、雨蓋(レインカバー)が付いているか、付属していない場合は別途購入する必要があります。
質の良い富士登山リュックは3万円から5万円程度しますし、体型に合わないものを選んでしまうと登山中ずっと不快な思いをすることになります。レンタルであれば、複数のブランドやサイズを試すことができるため、自分に最適なリュックを見つけやすくなります。

やまどうぐレンタル屋が御殿場の登山者におすすめな理由
御殿場在住の私たちにとって、「やまどうぐレンタル屋」は地理的にも非常に利用しやすいサービスです。特に以下の点で優れています。
まず立地の良さです。御殿場口を利用する場合は富士宮五合目店、吉田ルートを選ぶ場合は河口湖店を利用できます。河口湖店は御殿場ICから東富士五湖道路を使って約40分の距離にあり、富士山パーキングからも車で3分という好立地です。
さらに「手ぶら割」というサービスが魅力的です。現地で受け取って現地で返却することで、レンタル料金が10%から15%も安くなります。富士登山初心者にとって、この割引は大きなメリットです。

実際の利用の流れと体験談
実際に「やまどうぐレンタル屋」を利用した流れをご紹介します。
予約はインターネットで簡単に行えます。登山日程を入力し、必要なアイテムを選択するだけです。富士登山初心者の場合は、セットプランがおすすめです。個別に選ぶよりも安価で、必要なものが漏れなく含まれています。
河口湖店での受け取りを選択した場合、スタッフの方が丁寧にサイズ確認をしてくれます。特に登山靴は重要なので、実際に履いてみて歩行感をチェックできるのは安心です。万が一サイズが合わない場合は、その場で交換も可能です。
登山当日の装備チェックでも、スタッフの方がアドバイスをくれます。天候予報を見ながら、「今日は雲が多いので雨具は必ず持参してください」「気温が下がる予報なので防寒着を一枚多めに」といった具体的な指導を受けられます。
下山後の返却も簡単です。汚れたままでOKなので、疲れた状態でも負担になりません。五合目の店舗なら下山後すぐに返却できるため、帰りの荷物も最小限に抑えられます。

富士登山初心者が陥りやすい落とし穴と対策
富士登山初心者が失敗しやすいポイントをいくつか挙げてみます。
まず体力の過信です。御殿場でのハイキングに慣れていても、富士山の標高と距離は別格です。特に御殿場口ルートは距離が長く、初心者には厳しいコースです。体力に不安がある場合は、富士宮口や吉田口を選ぶのが賢明です。
次に高山病への理解不足。標高2,500メートルを超えると酸素濃度が平地の約75%になります。頭痛や吐き気といった症状が出ることがあるため、ゆっくりとしたペースで登ることが重要です。
装備の軽視も危険です。「一日だけだから」と軽装で挑むと、天候急変時に危険な状況に陥る可能性があります。レンタルを活用してでも、必要な装備はしっかりと準備しましょう。
水分と食料の不足も問題になります。登山中は想像以上に水分を消費します。また、高地では食欲が落ちることがありますが、エネルギー補給は欠かせません。

御殿場からのアクセスルートと店舗活用法
御殿場から富士登山をする場合、主に3つのルートが考えられます。
御殿場口ルート 地元のルートですが、実は最も距離が長く、初心者には厳しいコースです。ただし、下山時の砂走りは爽快で、慣れてくると病みつきになります。このルートを選ぶ場合は富士宮五合目店での装備受取がおすすめです。
富士宮口ルート 御殿場からも比較的アクセスしやすく、距離も短めです。初心者にはおすすめのルートで、富士宮五合目店で装備の受取・返却ができます。
吉田口ルート 最も人気の高いルートで、山小屋も充実しています。御殿場からは少し遠くなりますが、河口湖店を活用すれば便利です。東富士五湖道路を使えば、思っているより近く感じられます。
どのルートを選ぶにしても、「やまどうぐレンタル屋」の店舗網を活用することで、効率的に装備を調達できるためオススメです。

成功する富士登山のための最終チェック
富士登山を成功させるために、出発前に確認しておきたいポイントをまとめます。
天候の確認は必須です。富士山の天気は変わりやすく、平地が晴れていても山頂付近は悪天候ということがあります。複数の天気予報サイトをチェックし、無理そうな場合は潔く延期する勇気も必要です。
体調管理も重要です。登山前日は十分な睡眠を取り、当日の朝食もしっかりと摂りましょう。少しでも体調に不安がある場合は、無理をせずに次の機会を待つことが大切です。
登山計画書の提出も忘れずに。家族や友人にも登山ルートと予定時刻を伝えておきましょう。
そして最後に、謙虚な気持ちで山に向かうことです。富士山は日本最高峰の山。天候次第では経験豊富な登山者でも登頂を断念することがあります。「登れたらラッキー」くらいの気持ちで挑戦することが、安全で楽しい登山につながります。

まとめ:御殿場から始める富士登山の第一歩
御殿場に住む私たちにとって、富士山は特別な存在です。毎日見上げている山の頂上に立つという体験は、きっと人生の大きな思い出になるでしょう。
富士登山初心者にとって装備の準備は大きなハードルですが、「やまどうぐレンタル屋」のようなサービスを活用することで、そのハードルはぐっと低くなります。適切な富士登山服装と装備があれば、安全に山頂を目指すことができます。
富士登山リュックから登山靴、レインウェアまで、必要なものをトータルでレンタルできるのは本当に便利です。しかも手ぶら割を使えば費用も抑えられて、一石二鳥です。
富士山を登るには確かに準備が必要ですが、それも含めて登山の楽しみの一つです。御殿場という恵まれた立地を活かして、ぜひ富士登山にチャレンジしてみてください。きっと素晴らしい体験が待っているはずです。
